[TRNSYS]日射吸収率と長波長放射率

TRNSYSの建物モデルで、色とか素材感の検討、つまり、日射吸収率と長波長放射を設定してみようの巻。

設定は、[TRNBuild]の[Construction Type Manager]で行います。

図は外壁(Ext_Wall)の例です。
Layerを見ると、室内側 ( front / inside ) にせっこうボード、室外側 ( back ) にサイディングが設定されています。日射吸収率、長波長放射率の値は、この室内外の材料が何かで設定します。

設定画面の中ほどに、Solar Absorptance (日射吸収率)、Longwage Emission Coefficient ( 長波長放射率 ) の項目があります。
デフォルトで室内外 ( front / back ) ともに0.6が設定されています。

日射吸収率0.6, 長波長放射率0.9 ってどんな感じなのかというと、下表の赤丸のあたり、明るい色のコンクリートとかって感じかなー。

図説 環境工学(学芸出版社)の図版を引用しました。

長波長放射率は0.9で設定されることが多く、上の設定画面のNoteにもありますが、スタンダードモデルでは、0.9が計算に用いられます。
室内側の長波長放射率の値を変えて検討したい場合、モデルは、Detailed longwave radiation modeで作成する必要があります。

そのDetailed longwave radiation modeの設定は、というと、、、Zoneの Radiation ModesのLongwave radiation exchange within a zoneにあるよー。

最後。どさくさに紛れて、SolarDesignerの日射吸収率の設定は「建物仕様」のところでできますよー^^;とつぶやいてみるなど。

以上、over!!

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