TRNSYS18からTRNBuildのLayerとWindowにEmbodied Energy ( エンボディド・エネルギー、建設に伴うエネルギー消費)の項目が追加されました。
温熱の計算には必要なくOptionalになっているので、設定しなくても計算には問題ないのですが、なんだか気になります。
- total renewable primary energy [MJ/kg]
- total non-renewable primary energy [MJ/kg]
この値、どこにあるのかなぁ。と調べてみると、Athena Sustainable Materials Institue の、LCA and EPD Reportsにコンクリートなど、材料のそれっぽいデータをみつけた。
うーん、↓のような感じで使うのかな。。。
- total renewable primary energy [MJ/kg] = RE(Use of renewable primary energy [MJ] )/ RM(Use of renewable material resources [kg])
- total non-renewable primary energy [MJ/kg] = NRE(Depletion of non-renewable energy resources [MJ] )/ NRM( Depletion of non-renewable material resources [kg])
これらを設定してTRNBuildで保存すると、 .b18 保存時に生成される .infファイルに、walls 単位 (外壁、床など) でPERT, PENRTが出力される( MJ/㎡ )。
ためしに、下図の形状にコンクリートのみを 屋根( 0.2m )、壁( 0.2m )、床( 0.15m )に設定し、↑のLCA and EPD Reportsから、コンクリートの値を設定して出力してみた。
窓には値を設定していないので、PERT、PENRTはともに0で出力される。
これ、非再生エネルギーのほう(PENRT)を使うのか???
なんでもよへこφ(..)メモメモ。
もう、ちょっと力尽きた。。。
想像するに、出力されたこれらの値を使って、Embodied Energy を求めていくのだろうなぁ。それにしても、材料ごとに値を調べるの大変そうである 。
でもまぁ、道のりは遠そうだけど、使えたらステキかも。
ちなみに、あんまり使うことのない .infファイルですが、U-Valueも表示されてたりするのでなにかと便利です。
以上、over!!