TRNSYSのなんちゃってコンポーネントを作ってみよう。の巻
コンポーネントを作るとなればFortranかC++でプログラムを書かなくてはなりません。
電卓で計算できるような内容でプログラムを書くまでもないけど、よく使う式はコンポーネントにしておけると便利だなーという場合。
EquationのSAVE機能を使ってコンポーネント化すると便利かもしれません。
というわけで、以下は、不快指数DIを求めるなんちゃってコンポーネントの作成例です♪
不快指数は以下の式で算出するものとします。(Tは外気温℃、Hは相対湿度%)
TRNSYSのSimulationStudio上で、Equationに式の設定をします。
Equationは、メニューバーの[Assembly]->[Inser new Equation]で配置できます。
Equationには、以下を設定します。(設定画面はダブルクリックで表示される)
・入力データとして、外気温Tambと相対湿度RHを設定
・出力データとして、不快指数DIを設定
・不快指数の式を設定
ここまでは、通常のEquationの使い方と同じです。
設定が終えたら、
(1)Equationの名前”Equa”を”DI”に変更します。(Equaの文字周辺をダブルクリックで変更可)
(2)Equationを右クリックでコンテキストメニューを表示し、一番下の”Save”を選択。
(3)ダイアログボックスが表示されるのでtmfファイルを保存。
ここでは、C:\Trnsys17\Studio\Proformasの下に”MyComponents”というフォルダを作成し、
そこに、”DI.tmf”という名前で保存します。
(3)ファイルメニューから[DirectAccess]->[Reflesh tree]を選択。
DirectAccessに保存したEquationが表示されればOK!
利用例:Type99(気象データリーダー)やType9(データリーダー)と接続
作成したDIのEquationに外気温と相対湿度のデータを流してあげればOKです。
ちょっとした式はちょっとしたときにいるモンね~。
以上、over!!