データを刻んで抽出

5分間隔の実測データだけど、検討に使う時には15分で、といった任意の間隔で使いたいの。
というわけで、今回は、Excelで、任意刻みのデータを抽出する。の巻。

下の図のように、E1のセルに次の式を記述します。ここで使用する関数は、INDEX関数とROW関数です。

E1=INDEX($B:$D,(ROW()-1)*3+1,1)
行番号って左の数字のことね。

INDEX関数は、図のように、INDEX(配列, 行番号, 列番号)で指定します。

*配列
ここでは、B列からD列を指定します。
ちなみに、B:Dと書くとB列からD列の全ての行が指定できます。もちろん、B1:D288というように範囲を指定してもOK。さらに加えると、頭に$を付けると行・列を固定にできるよ。

*行番号
ROW関数を使います。Row()で行番号を取得できるので、3個先の行番号は、(ROW()-1)×3+1で得られます。
下の図の例では、 3行目からスタートしているので、(ROW()-3)*3+3です。

*列番号
指定した範囲のうち、使うデータは何列目にあるのか、時刻のデータは1、温度のデータは2、湿度のデータは3といった具合に指定します。

図中の赤文字1,2,3を黄色のところに指定する

あとはほしい分だけ、フィルハンドル(セル右下にでるプラスマークね)をドラッグして数式をコピーすればOK!

15分ステップでデータを抽出

データ数が多いときの確認など、任意のステップで抽出できると何かと便利だね!

ちなみに、TRNSYSで実測データをつくる場合には、計算上はHourで扱うため、割り切れるステップのほうがオススメです。5分ステップだと0.083333と割り切れないですが、15分ステップなら0.25で割り切れるといった感じです。

データ作成の注意点については、TRNSYSで実測データでシミュレーションするの記事、最後のほうに書いてあるよ♪

以上、over!!