家具の顕熱容量をどの程度設定するのがいいか、先日話題になっていました。
詳しくは建築環境工学系日記のページをみてね。
家具の顕熱容量・潜熱容量について、
住宅性能表示制度に関する特別評価方法「年間暖冷房負荷量の計算方法を用いて評価する方法」の
ベンチマークテストでは以下のような値を設定することになっています。
・室内(家具等による)顕熱容量 各室単位容積あたり18.8kJ/m3K
・室内(家具等による)潜熱容量 各室単位容積あたり41.9kJ/m3(g/kg’)
TRNSYSのデフォルトでは室内空気のcapacitanceが設定されています。
空気の密度×比熱=1.204[kg/m3]×1.012[kJ/kgK]=1.218[kJ/m3K]
室内体積に1.2をかけた値がcapacitanceに設定されます。
室内家具等の顕熱容量を見込んで計算する場合は、室内空気分の顕熱容量に家具分の顕熱容量を加えて計算します。
capacitance[kJ/K]=(1.218+18.8)[kJ/m3K]×volume[m3]=20.018×volume
ってことで、capacitanceのところは室内体積に20をかけた値を設定しています。
この18.8kJ/m3Kをどう決めるかによって、capacitanceの値は変わってくるので、適宜設定しましょうー。
潜熱容量についてはつづくー。
以上、over!!
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